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ホイールのインセット:ETの意味と5 mmが効く理由

ホイールのインセット(ET)を幾何学的に説明し、リム幅と5 mmの差が内外クリアランスへ与える影響を示します。

執筆 Dorimm Editorial Desk
Bronze alloy wheel positioned naturally inside the front fender of a graphite performance sedan
01 / メイン画像Bronze alloy wheel positioned naturally inside the front fender of a graphite performance sedan

編集用イメージ:ホイールとフェンダー、足回りの位置関係を示す幾何学的なイメージです。

ETはホイールのインセットをミリメートルで表した値で、リム中心線とハブ取付面との距離です。一般にプラス値が大きいほどホイールは内側へ、値が小さいほど外側へ移動します。ただしリム幅も内外位置を変えるため、ETだけを比較してはいけません。

ET、リム幅、バックスペーシング

  • インセット(ET):リム中心線から取付面までの距離。
  • リム幅:左右のビードシート間の公称幅。外端間の総幅ではありません。
  • バックスペーシング:取付面からホイール内側端までの距離。ETとは基準点が異なります。

5 mmが重要になる理由

純正が8J ET40で、新しい仕様が8.5J ET35の場合、幅は12.7 mm増え、片側で約6.35 mm増加します。さらにETが5 mm小さくなるため、外側は約11.35 mm広がり、内側クリアランスは約1.35 mm減少します。ここにはタイヤ実測幅、操舵、サスペンションストローク、キャリパー形状は含まれていません。

ETだけでは判断できないこと

  • フェンダーと面一になるかどうか。車体、キャンバー、車高、タイヤに左右されます。
  • スポークがキャリパーを避けられるか。三次元形状の確認が必要です。
  • スペーサーを使用できるか。有効ET、ボルトのかかり代、法規が変わります。
  • 全操舵や荷重時に干渉しないか。静止状態だけでは判断できません。

2つの仕様を比較する手順

  1. 現行ホイールの直径、幅、ETを記録する。
  2. 新仕様の内側・外側位置の差を計算する。
  3. タイヤの実測幅、外径、荷重条件を加える。
  4. ブレーキ、サスペンション、フェンダー、操舵時の間隔を確認する。
  5. 正確な車両グレードと最終SKUで製造前確認を行う。

ETは車両とリム幅を含めて初めて意味を持ちます。数値が高い、低いというだけで良否は決まりません。

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